大気等の環境保全等効果をもたらす環境技術
大気汚染対策技術(排ガス、ダイオキシン類、有害物質等)
生活環境保存技術(騒音?振動防止、光害対策、悪臭対策、大気排熱抑制)等
酸化エチレン処理技術區分、ヒートアイランド対策技術區分(建築物外皮による空調負荷低減等技術)、ヒートアイランド対策技術區分(空冷室外機から発生する顕熱抑制技術)、VOC処理技術區分(中小企業向けVOC処理技術)、VOC処理技術分野(ジクロロメタン等有機塩素系脫脂剤処理技術)
ヒートアイランド現象の主な原因は、[1]空調システム、電気機器、自動車などの人間活動より排出される人工排熱の増加、[2]建築物?舗裝面の増大による地表面の人工化ですが、いずれも建物がその一因となっています。建物からの人工排熱の抑制や、建物のコンクリート面の高反射化等に資する技術導入がヒートアイランド対策につながるとともに、建物の空調負荷低減を通した光熱費削減や、熱環境の改善を通した快適性向上にもつながります。
このようなヒートアイランド対策のうち、建物自體や空調機器等を更新せずに抑制する対策は、工事を必要としない、緑化と異なり建物への荷重が問題とならない等の理由により、他のヒートアイランド対策と比較して導入が容易な技術といえます。
ETV事業は、第三者による技術実証試験結果を公表し、技術の有効性を判斷するために必要な各種情報を提供することで、利用者のニーズにあった技術選定に役立つものと考えています。
ETV事業は、利用者に対して利用可能な環境技術の概要を紹介すると共に、第三者による技術実証試験結果を公表し、利用者の技術選定のために必要な各種情報を提供することで、利用者の潛在的なニーズを引き出し、実証申請者の有用な技術の普及拡大に役立つものと考えています。
実際に、過去の実証申請者を対象にしたアンケート調査では、「実証後、技術に対する問い合わせが増えた」、「販売促進や技術開発等の活動に関して、ある程度の効果があった」との回答、また、交付されたETVロゴマークについて、「製品のパンフレット、技術報告、外部向け冊子、自社のウェブサイトなどに掲載している」という回答が見られます。