法令?告示?通達
浄化槽清掃実務者講習會の実施について
衛浄7號
(各都道府県?各政令市浄化槽行政主管部(局)長あて厚生省生活衛生局水道環境部環境整備課浄化槽対策室長通知)
浄化槽行政の推進については、かねてより種々御高配をいただいているところである。
國民の水洗化の要望と生活排水対策の緊急性を背景として、浄化槽に対する社會的な関心と期待が高まつていることは周知のとおりであり、合併処理浄化槽設置整備事業についても、平成元年度予算案で二一億円に大幅に増額され、厚生省においては、合併処理浄化槽を生活排水対策の柱として全國的に普及を図ることとしている。
このような社會的な期待に応えるためには、浄化槽の製造、施工及び維持管理についてより一層の適正化を図ることが重要であり、昭和六三年九月一二日付け衛浄第五六號厚生省生活衛生局水道環境部長通知「合併処理浄化槽設置整備事業の推進について」においても、適正な施工、維持管理體制の整備に努めるとともに、浄化槽業者の資質の一層の向上等を図る旨をお願いしているところである。
今般、財団法人日本環境整備教育センターが浄化槽の清掃技術水準の向上を図るため、別紙のとおり、標記講習會を開催することとなつた。
ついては、貴職におかれては、當該講習會の実施に関し、所要の御協力を賜りたく、また、當該講習會を清掃の実務に攜わる者の資質の向上のため活用するよう特段の御配慮をお願いする。
なお、実施計畫の細目については、別途、主催者から通知される予定であるので申し添える。
別表
浄化槽清掃実務者講習會について
一 趣旨
本講習會は、浄化槽の清掃業務に実地に従事する者が、適切な清掃作業に関しての基礎知識及び技術等を習得することを目的として、財団法人日本環境整備教育センターが実施するものである。
二 受講資格
現に浄化槽の清掃業務に実地に従事する者
三 講習內容
講習時間は一〇時間一五分(二日間)とし、教科目及び時間數は次のとおりである。
教科目 |
時間 |
教科內容 |
---|---|---|
(一) 浄化槽法のしくみ |
一?一五 |
関連法規について、浄化槽法のしくみ |
(二) 浄化槽のしくみ |
一 |
汚水処理のしくみ |
(三) 浄化槽の種類 |
三 |
新構造基準の浄化槽、舊構造基準の浄化槽 |
(四) 清掃 |
五 |
目的、清掃作業に必要な器具機材、基本的手順衛生安全対策、浄化槽清掃汚泥の収集?運搬?処分 |
計 |
一〇?一五 |
四 修了証書
本講習會の全課程を修了した者に対し、財団法人日本環境整備教育センター理事長名で修了証書を交付する。
五 受講料
二萬円(教材費含む。)