ちょっとecoに詳しくなる ecojin's EYE 環境のことを考えるヒントとなる、エコなキーワードを解説します。
今週のテーマ 水俁病情報センター
熊本県水俁市にある水俁病情報センターは、水俁病への理解を深めるとともに、水俁病の教訓を未來に伝えるため、環境省國立水俁病総合研究センターの付屬施設として2001年6月に開館しました。館內では、水俁病のあらまし、メチル水銀が水俁病の原因に特定されるまでの経緯、自然界にある水銀の種類?性質、世界の水銀汚染問題などの情報を研究成果を元に紹介し、水俁病や水銀について一元的に學ぶことができます。また、円形のバーズビュー?スペースでは、美しい水俁市の自然や八代海の姿を衛星寫真や映像で見ることができます。
館內を撮影した3DビューとVR映像をホームページ上で公開しており、全國どこからでも精細な畫像で展示を見學することが可能です。VR展示を見て答えるクイズなどもあり、幅広い世代の環境學習に役立つ情報を提供しています。
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水俁病は、工場から海や川に排出されたメチル水銀化合物が魚介類に蓄積され、それを食べたことによって起こった神経疾患です。熊本県水俁灣を中心とする八代海沿岸で発生し、後に新潟県の阿賀野川流域でも発生しました。水俁市では、水俁病の公式確認日(1956年5月1日)に合わせて、毎年5月1日に慰霊式が行われています。