若林大臣記者會見録(平成19年2月20日)
1.発言要旨
本日の閣議ですが、一般案件1件、國會提出案件23件、政令6件、人事と配布でした。環境省の主請議、共同請議ともにありません。
私から御報告ですが、「21世紀環境立國戦略」については、中央環境審議會に、鈴木基之會長を部會長とし、各省からの推薦委員も含めた26名の委員から構成される「21世紀環境立國戦略特別部會」を設置し、第1回會合を26日に開催することに致しました。部內で3月末頃までにおよその骨格を作っていきたいと思っていますが、それらの參考になるような御意見を賜りながら、最終的に6月には政府として戦略を決めなくてはなりませんので、そのスケジュールに従って審議をお願いしていきたいと思っています。
私からは以上です。
2.質疑応答
(問)中川幹事長の閣僚の忠誠心に係る発言についてですが、この発言に対してと忠誠心についての大臣のお考えをお聞かせください。
(答)中川幹事長がどういうことからああした指摘をされたのか知りませんが、私自身は全く身に覚えのないことですし、安倍総理を支えて一致結束してやっていくという姿勢を明確にしていますので、私自身に関しては特段問題がないと思っています。
他の閣僚についても、よくテレビなどでも出ますが、閣議前、総理が入ってくるのを待っている場では、私語というより、大臣同士は會う機會が少ないので関係大臣との間でいろいろな確認や打合せを行っています。総理が入ってきますと、閣僚が一斉に立ち上がって総理が著席されますが、閣議ではありません。ここで総理と確認することがある閣僚がいれば総理に報告をしたり、閣僚同士で話をしたりすることはあります。閣議室に入りますと厳粛なもので、直ちに閣議に入り、官房長官の仕切りにより、それぞれ事務方からの説明や、內容に関して関係するところの署名を行うなどして進めていきますので、私語や指揮監督に関して徹底していないということは一切ないと思います。
私に関して言えば、そうした場で事前に打合せしなくてはならないような事案はほとんどありませんが、私の隣は松岡農林水産大臣ですので、仕事に関係して、美しい森づくりの話などをすることはありましたが、あまり発言はいたしません。
(問)九州弁護士會連合會が、今の狀態は人権侵害だとして、近々、國、鹿児島県、熊本県、チッソに対して連合會としての警告書を持ってくるということで、その中で現行の認定基準の見直しや、不知火海沿岸の汚染地區に住む住民の健康調査を求めていくということなのですが、法曹界を擔う専門家集団としてこうした見解をまとめられたことは非常に重いことだと思うのですが、大臣としてどう受け止められますか。
(答)警告書も屆いておらず、中身について承知しておりませんので、警告書を見た上で私なりの考えをお話したいと思います。
(問)水俁病患者認定申請者が熊本、鹿児島、新潟の3県あわせて5,000人に達したことをどのように受け止めていらっしゃいますか。
(答)4月から調査に入りますので、解決に向けて有効な形で調査結果が出ることを念頭に置きながら、調査を早急に進めていくということに変わりはありません。
(以上)