若林大臣記者會見録(平成19年1月30日)
1.発言要旨
本日の閣議ですが、一般案件2件、國會提出案件1件、政令3件、人事と配布でした。環境省関係のものはありません。
私から、パリにおいて開催されたレバノン支援國國際會議に、24日から26日まで総理特使として出席した報告をいたしました。昨年夏の紛爭の被害も相まって財務狀況が悪化しているレバノンに対する國際社會の支援について協議をし、私からは、水?環境分野などにおける支援など我が國の取組について説明するとともに、レバノンの安定は中東和平の実現に不可欠であることから、引き続き我が國としてできる限りの支援を行うことを表明しました。また、日本から閣僚が出席したことに対し、會議を主催したシラク?フランス大統領から謝意がありました。外務大臣からも狀況報告があり、大変高く評価されたことについて謝意が述べられました。
私からは以上です。
2.質疑応答
(問) 柳澤厚生労働大臣の「女性は産む機械」という発言に批判が集まっており、御本人は謝罪されていますが、野黨からは辭任を要求する聲も高まっています。この件について大臣はどのようにお考えでしょうか。
(答) 昨日、柳澤大臣御本人が、非常に不適切な表現、説明をしたと謝意を表明していますので、それで納得をいただければと思っています。
(問) 発言自體についてはどう思われますか。
(答) 御本人が不適切だとおっしゃっているとおりで、私も不適切だと思います。一般論ですが、たとえ話は良くないと思います。わかりやすくするためにたとえを使いますと、取りようによっては誤解を招くおそれがありますので、説明が難しくてもできるだけたとえ話ではなく、真正面から説明する方が良いと思います。
(問) 小笠原諸島が世界遺産暫定一覧表に載ることが決まりましたが、本格的な推薦に向け、外來種対策などの課題があるかと思いますが、これについてはいかがお考えでしょうか。
(答) 概ね3年程度かけて、外來種がはびこることがないように、地域の方々の協力も得て、外來種対策をきちんとやっていかなければなりません。
(問) 新潟県知事が、認定審査會が再開される前に、最高裁判決の基準によって認定されるのが望ましいという発言をされましたが、これについてはどうお考えでしょうか。
(答) 事務方が確認したところによれば、認定基準だけでは救済できない場合、別途救済の考え方があることが望ましいという趣旨の話だったと聞いています。
(問) 國は現行の認定基準でやっていくことには変わりないのでしょうか。
(答) そうですね。いろいろな経過を経て、醫學的知見のある方々が決めた基準ですので、基準自身を変えることは適當ではないと思います。
(以上)